2010年2月19日金曜日

朝青龍の引退 (その 4)

大関・琴欧洲の母国ブルガリアの新聞も朝青龍の「強制」引退を伝えています。横綱昇進への壁が 1つ減ったことにニンマリしているブルガリアの雰囲気がうかがえます:
記事は冒頭で、朝青龍の強いられた引退によって、琴欧洲は(横綱・白鵬に次ぐ)ナンバー 2 の地位についたとしています。そして、朝青龍と琴欧洲のふるまいの違いを述べています。朝青龍は日本社会と相撲界のすべての規範に反すると見なされる行為をおこなったが、琴欧洲はこれとは正反対で、社会や職業上の規範を遵守していると述べ、2月 14日に予定されている(記事は 2月 7日付)琴欧洲の結婚が日本の礼儀作法や伝統に完全に則って執りおこなわれると伝えています。

記事は最後に、ブルガリア相撲連盟のトップで、新郎介添人をつとめる Petar Stoyanov 氏のコメントを記載していますので、以下に意訳します:
私たちは(朝青龍の引退を)ほくそ笑んでいるわけではないが、ブルガリアにとっては良いことだ。朝青龍の引退は、琴欧洲に二番手の地位からトップをねらうチャンスを与えてくれた。琴欧洲は次の 2場所で優勝し、そのうち 1回は 14勝 1敗 か 15戦全勝の成績を上げる必要があるが、そうなれば琴欧洲はすぐさま横綱に推挙されると私は考えている。

以下は、琴欧洲の結婚についての国内報道です:

朝青龍の今後については、『USA TODAY』や『Fighters.com』のサイトが、総合格闘技に転身するのではないかとの見通しを書いています:

(完)


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