2010年2月19日金曜日

雲と衝撃波

以下の動画は、2月 11日に Solar Dynamics Observatory という太陽観測衛星が Atlas V 型ロケットで打ち上げられたときの映像です(画面右下のメニューで解像度を 720P にして見ることをおすすめします):
ロケットが上空の薄い雲の層(右端が虹色に彩雲化している)を突き抜けるとき、リング状のさざ波のようなものが広がっていく様子が捉えられています。ロケットが通過した後に、再びさざ波が広がっていく様子も写っています。ロケットが音速を超えたために発生した衝撃波が、薄い雲によって目に見えるようになったのだそうです。このような現象があるということはどこかで読んだ記憶があるのですが、実際に映像で見るのは初めてです。

以下は、スローモーション版と、別の角度から撮影した動画です:
以下のブログ記事には、さざ波の静止画が掲載されています: