2024年10月30日水曜日

「世界は証拠を尊重する米国大統領を必要としている」

 
Nature』のウェブサイトに掲載された論説(社説)です:

「大統領として、トランプ氏は研究に基づく知識を繰り返し無視しただけでなく、国や世界の科学機関や公衆衛生機関を弱体化させた。気候科学を否定し、ハリケーン予報に対する連邦政府の対応について嘘をつき、科学者に消毒剤(disinfectants)が COVID-19 患者の治療に使用できるかどうかを調査するよう求めた。」

「トランプ氏は、100年に一度のパンデミックの最中に、米国を世界保健機関から脱退させた。米国が策定に協力したパリ気候協定と包括的共同行動計画(イラン核合意とも呼ばれる)の両方から米国を脱退させた。当時、多くの EPA(米国環境保護庁)の科学者がネイチャー誌に語ったように、気候政策を撤回し、EPA の研究員が政治家から独立して活動することを困難にするなどして、EPA に恐怖心を植え付けた。」

 
トランプ政権によって破棄が命じられることを懸念して、米国の気候変動関連の研究者たちが連携して、政府機関に蓄積されてきた気候変動の観測データを、隣国カナダなどに退避させたことが思い出されます。


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