2024年10月2日水曜日

岩手山の噴火警戒レベルを 2 へ引上げ

 
 10月2日15時00分に岩手山(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」へ引上げられました。岩手山の噴火警戒レベルが「2」になるのは初めてです。
 
▼「岩手山周辺の傾斜計やひずみ計、GNSS 連続観測では、2024年2月頃から山体の深いところの膨張を示す地殻変動が観測されています」、▼「9月26日に観測された『だいち 2号』の SAR 干渉解析結果では、大地獄谷(地図)周辺に、衞星に近づく変動が見られます。この変動は、大地獄谷付近のごく浅いところの膨張を示していると考えられます」、▼「黒倉山(地図)付近で発生している微小な火山性地震は、増減を繰り返しながら引き続き観測されています」: 
 
気象庁は、噴火があるとすれば岩手山の西部(西岩手山)であろうとみているようです。
 
気象庁の資料に寄れば、岩手山の最後の噴火は 1919年(大正8年)です。大地獄谷で水蒸気噴火が発生し、噴石が大地獄脇の登山道に飛散、新火口が形成されました。


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