10月17日、気象庁の常時観測火山・十和田(地図)で火山性地震が急増(22回)しました。
気象庁「十和田の火山観測データ」より(クリックで拡大) |
十和田で火山性地震の回数が 20回を超えたのは 2023年7月6日以来です:
気象庁が 10月8日に発表した「十和田の火山活動解説資料(令和6年9月)」(PDF形式)には、「深さ 5km 前後で発生している地震は、今期間は少ない状態で経過しました。また、より浅い場所を震源とする火山性地震は観測されませんでした」、「2023年前半から十和田湖を挟む東西の基線において、基線長のわずかな伸びの変化が認められています」と書かれています。
十和田の最後の噴火は平安時代(西暦 915年)のことで、マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、泥流発生があり、火山爆発指数(VEI)は 5(非常に大規模)であったとされています。
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