小惑星〝2024 TH11〟が 10月10日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月11日付のデータベース更新で明らかになりました。
地球への接近距離は 0.078LD ≅ 2万9800km です。これは地球の中心からの距離なので、地球の半径を差し引くと地表からの高度は約 2万3500km となります。気象衛星「ひまわり」などの静止衛星の高度約 3万5800kmと比べると、はるかに低いところを通過して行ったことになります。
2024 TH11 |
(2024年10月11日付予報) |
---|---|
接近日時(日本時間) |
(月)10月10日 12:49 (地球)10月10日 18:18 |
接近日時 誤差 |
(月)± 9 分 (地球)± 7 分 |
接近距離 | (月)0.724 LD (地球)0.078 LD |
推定直径 |
9 ~ 21 m |
対地球相対速度 |
13.7 km/s ≅ 4万9000 km/h |
初観測から地球接近まで | −1 日 |
次の地球接近 | 2028年2月22日ごろ |
公転周期 | 2023 日 ≅ 5.54 年 |
分類 |
アポロ群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
関連記事