アメリカの科学誌『Scientific American』が、「人類の未来についての20の大質問」と題する記事を掲載しています。20の質問に対してそれぞれの分野の第一線の科学者が答えています:
20番目の質問は地震予知に関するもので、カリフォルニア大学バークレイ校・バークレイ地震研究所所長の Richard M. Allen 氏が答えています。
以下はそのテキトー訳です:
20. いずれは自然災害を予知できるようになると思いますか。たとえば、地震の発生を数日前あるいは数時間前に警告するという風に。
「いくつかの自然災害は他のものに比べて予測することが容易です。ハリケーンは数日かけて近づいてきます。火山は噴火に至るまでにしばしば数日ないし数時間の準備期間があります。竜巻は数分で襲来します。地震はおそらく最大の難題でしょう。地震発生の物理的過程についての知見は、私たちが地震発生の数日前にそれを予測することはできないということを示唆しています。私たちができることは、被害が発生するような揺れがやって来る前にそれを予測し、数秒から数分まえに警告を発することです。住んでいる街から脱出するには不十分ですが、安全な場所に退避するには十分な時間です。」
記事の日付は〝September 1, 2016〟になっていますが、少なくとも8月17日にはネット上で閲覧できるようになっていました。