8月28日午前10時26分(日本時間)、小惑星〝2016 QA2〟が地球に 0.23LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。
この小惑星は8月28日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は比較的大きく、23~52mと推定されています。
最接近時の地球との相対速度は平均的で、秒速10.3km(時速約3万7000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2016 QA2 | 23~52 | 8月28日 10:26 | 0.23 |
発見から地球接近までの時間が短い小惑星の例です。もしこの小惑星が地球に衝突する可能性があったとしたら、衝突地点の住民を避難させる時間的余裕はあまりないでしょう。落下地点が海である場合、海岸近くに落下すれば小規模な津波の可能性があります。2013年にロシアのチェリャビンスクに落下して大規模な人的被害をもたらした小惑星の直径は約17mと推定されています(Wikipedia)。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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