8月17日15時、西之島(地図)の噴火警戒レベルが「入山危険」から「火口周辺危険」へ引き下げられました。これまでは火口から1.5kmだった警戒範囲(島全体と周辺の海)が500m(島内の3割程度)に縮小されました。でも、上陸するのはまだ危険なようです ―― 「これまでの噴火で流れ出た溶岩は、表面が冷え固まっていても、表面に生じた割れ目の一部が高温になっているほか、地形的に崩れやすくなっている可能性が考えられますので、火口から概ね500mを超える範囲でも注意が必要です」。
最後に噴火が観測されたのは昨年11月17日。「11月下旬以降は、溶岩の流出もほぼ停止しているものとみられ、島の面積の拡大も停止しています」、「12月以降は地表面温度の低下が確認され、2016年6月5日に実施した火山ガス(二酸化硫黄)の観測でも放出量の低下が認められています。7月19日に海上保安庁が実施した観測でも、火口からの噴気の放出は確認されませんでした」:
今年5月ごろからは、人工衛星からの観測で、火口周辺が沈降する地殻変動が確認されているとのことです。
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