2016年8月25日木曜日

人工知能で地震予知


米国ロスアラモス国立研究所のアピールです:

以下、テキトー訳です:
地震予知はなぜ難しいのでしょうか?

ポール・ジョンソンはロスアラモス国立研究所の地球物理学者で、現在、地震予知を目標にして実験と機械学習によるデータ分析をおこなっています。ジョンソンはロスアラモス国立研究所のフェローであり、米国音響協会のフェロー、米国地球物理学連合のフェローでもあります。

研究所の施設において、ジョンソンの研究チームは機械学習分野における新たな進展 ――  新たなデータにもとづいて自らを拡張・改良するコンピューター・プログラム ―― を適用することによって、地震を予知することができています。機械学習によって、研究チームは地震がいつ起きるかを告げる音響 ―― 扉のきしむような音によく似ている ―― を識別することができます。

実験は実際の断層を厳密に再現しているので、同じ手法によって最終的には地震がいつ起きるか(地震の規模ではない)を予知できるようになる可能性があります。この予知手法は、非破壊検査、あらゆる種類の脆性破壊、雪崩、構造物の健全性の監視、機械部品の不具合などなどを含むすべての障害シナリオへの広範囲な応用が可能です。

機械学習は人工知能の一分野です。最も詳細で厳密な地球内部構造のモデルを構築したことによって、昨年、ゴードン・ベル賞を受賞したIBMの研究者が、Watson(IBM社の人工知能システム)を使って火山噴火や地震予知にも挑戦してみたいと話していました:

超絶的な記憶力と思考スピードを持つ人工知能によって、地球内部の動きやその他の地象、気象、天象などありとあらゆる情報(宏観異常を含む?)を分析して、噴火予知や地震予知が可能になればすばらしいのですが、逆に人工知能が「地震予知は原理的に不可能です。無駄なことをさせないで」(ゲラー教授風)とご託宣を下すこともありうるかも、です。