11月4日、台湾南東部の台東県台東市にある豊里小学校(豐里國小、地図)の運動場にミミズの大群が出現し話題となっています。同小学校に長年勤務している人は「毎年秋や冬に数回見られる」と語り、「地震の予兆ではないかとの不安の声が寄せられたが、ミミズに予知能力はないと否定」しているとのことです。
「専門家によれば、土壌の温度や湿度、地中に含まれる二酸化硫黄や二酸化炭素の濃度が変化したり、電気が流れたりすると、ミミズが活発に動き回るという」:
地図を見るとわかりますが、台東市は北北東から南南西に走る直線的な断層の南端部に位置しています。
[備考] 11月11日00時45分ごろ、沖縄本島南方沖(宮古島の南東約 200km)で M6.6、震源の深さ 10km、最大震度 3。台東市から震央までの距離 約560km。
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