今年最も明るい彗星になると期待されているレナード彗星(レオナルド彗星、C/2021 A1)が接近中です:
この彗星が発見されたのは 1月3日で、この時すでに尾が形成されていました。最大光度は 5〜2.6等級と予想されており、肉眼でも見える可能性があるとされています。
地球に最も接近するのは 12月12日で、接近距離は 91LD(1LD=地球から月までの平均距離)。その 6日後の 12月18日には早くも金星に 11LDまで近づきます。近日点に到達するのは来年 1月3日ごろです。
地球接近時の地球との相対速度は極めて速く、秒速 71km(時速 25万km)と予報されています。
この彗星が次に太陽の近くにまでやって来るのは 8万年後とのことです。