2010年8月31日火曜日

ミミズの大量死 ― 兵庫県西宮市、宝塚市など

大量のミミズの死骸が道路上に散らばっています:

専門家は「例年より明らかに多い」と語っています。原因は、今夏の猛暑のようです。

参考までに、『地震の前、なぜ動物は騒ぐのか 電磁気地震学の誕生』(池谷元伺、NHK ブックス、1998)には、ミミズに関して次のような記述があります:
神戸地震の前に、「ミミズがたくさん地上に出て死んでいた」「ミミズが団塊をつくっていた」とある。猪名川群発地震域に住む筆者も、地震の前に盛り上がったミミズの穴だらけの庭を見て不思議に思った。「寒中に ミミズ出る年 地震あり」との伝承や安政見聞録、ルーマニアや中国での前兆現象と合致する。地中の虫類は、地上に出てくる。

つり道具屋から買ってきたミミズ箱の両端にアルミ箔の電極を付け、乾電池で電圧をかける。ミミズは電場効果で土から現れて逃げ出す。(略)地中から出て地面から立ち上がろうとする。交流電圧をかけると、小さなミミズほど高周波で応答した。体内に大きな電流が流れる(交流の電気抵抗が小さい)周波数は、ミミズの長さに反比例する。

『天気予知ことわざ辞典』(大後美保、東京堂出版、1984)にはミミズに関して多数のことわざが収録されています。以下はそのほんの一部です:
  • 大ミミズ路上に出るは雨の兆し (福井県)
  • ミミズが地上にふんを盛る時は三日以内に雨 (長野県上田市)
  • ミミズの体にハエがついていると雨 (群馬県富岡市)
  • ミミズが出て背中が白いと雨または曇り (群馬県前橋市)
  • ミミズが深くもぐっていると雨、浅い所にいると晴れ (群馬県富岡市)
  • ミミズがころび出ると百日の天気 (長野県北安曇郡)
  • ミミズが地上に出て着物(土や砂)を着ていると晴れる (群馬県)
  • ミミズに砂(土)が着いていれば晴れ(群馬県伊勢崎市)

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