2021年11月14日日曜日

小惑星 2020 AP1 が地球に衝突か

 
来年早々、小惑星〝2020 AP1〟が地球に接近します。
 
この小惑星は 2020年1月に発見されたものですが、わずか 1日間しか観測されていないためデータが少なく、現時点では接近日時や接近距離の予報に大きな不確実さが見込まれています。

最も可能性の高いケースでは、地球の中心から 4.536LD(約174万km)のところを通過するとされていますが、最短の場合には 0.003LD(1037km)まで接近すると予報されています。地球の半径は 6370km ほどですから、小惑星が後者のコースを進んだ場合には大気圏に突入し、最悪の場合には地表に到達することになります。黄道面の南側から地球に接近してくるので、衝突地点は南半球となる可能性が高いと思われます。
 
2020 AP1 (2021年4月15日付予報)
接近日時(日本時間)
1月8日 02:32
接近日時 誤差
±8日20時間07分
接近距離 4.536 LD (最短 0.003LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
5.7 km/s ≅ 2万 km/h
発見から地球接近まで
次の地球接近2024年1月30日ごろ
公転周期738 日 ≅ 2.02 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。