「春先の繁殖期には集団で行動する習性がありますが、今の季節に 100羽を超える群れを街なかで見るのは珍しい」、「非常に珍しい現象ですけど、神通川に近い所で狩猟解禁になって銃の音があると思う(中略)珍しいんですけどここに避難しているということだと思います」(日本野鳥の会富山):
- 富山市総合体育館の屋根にアオサギの大群 (動画あり)
- 富山市総合体育館の屋根にアオサギの大群 (同一内容)
鷺の集団がふだん見かけない場所に現れるのは地震の前兆かも知れません。六国史の第5番『日本文徳天皇実録』には次のような記事があります:
- 仁寿元年(851年)3月27日 「有水鳥。似鷺而小。不得其名。集殿前梅樹。何以書之。記異也。」
- 仁寿元年(851年)4月4日 「地震。」
- 斉衡三年(856年)11月29日 「有鷺。集版位下。記異也。」
- 斉衡三年(856年)12月10日 「地震。」
六国史の第6番『日本三代実録』 には次のような記事があります:
- 貞観十三年(871年)11月1日 「鷺集于綾綺殿。」
- 貞観十三年(871年)11月22日 「地震。大鳥一集于神泉乾臨殿東鵄尾上。」
- 貞観十三年(871年)11月29日 「地震。」
- 貞観十五年(873年)9月6日 「鷺集朔平門上。」
- 貞観十五年(873年)9月13日 「地震。」
- 元慶三年(879年) 2月22日 「夜鷺集紫宸殿前版位東。」
- 元慶三年(879年) 3月7日 「地震。」
- 元慶三年(879年) 3月8日 「地震。」
- 元慶七年(883年) 6月27日「白鷺集大極殿西鵄尾。」
- 元慶七年(883年) 6月28日「地震。」
六国史には、上に掲げた以外にも鷺の集団についての記事と地震の記事が接近して記録されている事例がたくさん見られます。
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