2015年12月10日木曜日

準惑星ケレスに謎の輝点 (続報-5)


謎の輝点の正体は六水石(hexahydrite)と呼ばれる硫酸マグネシウムの一種だとのこと。NASAの小惑星探査機ドーンの観測データを分析した結果が科学誌『Nature』に掲載されました:

ケレスの表面には輝点や明るく輝く領域が130ヶ所以上見つかっており、そのほとんどが衝突クレーターの内部や近傍にあります。ケレスの地下には塩分を含んだ氷の層があり、隕石の衝突によってその層が表面に現れると、氷が昇華して後に硫酸マグネシウムなどの塩類が残される、というのが想定されている輝点誕生のシナリオです。

欧米の報道では、今回発表された成分について〝laxative〟(便秘薬)とか〝bath additive〟(入浴剤)などと表現する報道もあります:

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