「大地震への備えについて日本が我々に教えてくれること」というタイトルの記事があります。〝GIZMODO〟のアメリカ版で9月18日に、オーストラリア版では12月16日に掲載されたものです:
- What Japan Can Teach Us About Prepping for a Major Earthquake (アメリカ)
- What Japan Can Teach Us About Prepping For A Major Earthquake (オーストラリア)
長い記事ですが、以下のような章立てで地震に対する日本の対策を紹介しています。読んでいて日本人として多少の高揚感を覚えます:
- Superior Quake Protection in Japan (日本の優れた地震防災)
- The US Needs Stricter Building Codes (アメリカにはもっと厳しい建築基準が必要だ)
- We Need a Better Quake Alert System, Too (我々にももっと良い地震警報システムが必要だ)
- A Culture of Preparedness (備える文化)
興味深いのは3番目の章に付されている地図です。オリジナルは以下のUSGS(米国地質調査所)のページにあるのですが、同一の縮尺でカリフォルニア州と日本を描き、地震観測点の密度を比較しています。カリフォルニア州は観測点の空白域がかなりありますが、日本でも東日本・西日本に比べると北日本は観測点の密度が低いようです:
残念なのは4番目の章にある写真です。ネパールに向かう日本の国際緊急援助隊を経由地のタイ・バンコクの空港で写したものですが、地べたに座り込んで携帯電話か何かを見つめているのは同行取材の記者でしょうか。実に見苦しい。よその国でこのようなことはしないでほしいものです。
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