7月4日、北海道登別市にある登別温泉の大正地獄(地図)で、湯泡が頻繁に噴出しているのが確認されました。「普段よりも中央部の湯が沼底から沸き上がり、不気味に煮えたぎっているように見える状態が続いている」(自然公園財団登別支部)、「(大正地獄は)不定期に活発化し、2009年(平成21年)9月には約20メートルの高さまで湯泥が噴出したのが確認されている」:
- 登別の大正地獄でぶくぶくとさざ波…「珍現象見て」 (写真あり)
4日後の7月8日18時05分ごろ、大正地獄から北東に約25kmの地点でM5.8の地震(震央地図)が発生しました。震源の深さは「ごく浅い」で、最大震度5弱を記録しました。震央は樽前山(活火山)の近くです:
2009年の湯泥噴出についてはこのブログでも取り上げました:
- 登別温泉の大正地獄が活発化 (09年9月8日)
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