Credit: NASA |
人類初の冥王星(および太陽系外縁天体)探査機「ニュー・ホライズンズ」が冥王星に最接近するまでの時間が1年を切りました。7月15日(日本時間)には、2006年の打ち上げ以来6回目となる軌道修正がおこなわれました。同探査機は、現在、地球から43億5000万km離れたところを飛行中で、電波信号が届くのに片道4時間ほどかかります(地球から太陽までの距離は約1億5000万kmです):
上記の軌道修正では、87.52秒間のロケット噴射がおこなわれ、探査機のスピードが秒速1.08m加速されました。消費した燃料はおおよそ0.25kg。まだ53kgほどの燃料が残っているとのことです。
ニュー・ホライズンズの現在位置は次のページで確認できます。1時間ごとに更新されています:
8月25日、ニュー・ホライズンズは海王星の軌道を横切ります。
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