7月8日、カタクチイワシ(anchovy)の大群がカリフォルニア州南部の海岸の浅瀬に現れました。場所は、有名なスクリップス海洋研究所(地図)の目前です。一見すると重油による海洋汚染が広がっているように見えますが、全てがカタクチイワシの群れです:
- Massive Anchovy School Migrates off La Jolla (写真、動画あり)
- Anchovy school at Scripps Pier, July 8, 2014 (動画)
- BONUS anchovy footage (動画)
- Massive School of Anchovies Migrates off La Jolla (写真集)
“La Jolla” は地名で、スクリップス海洋研究所の所在地です。“school” は魚などの群れを意味しています。童謡「めだかの学校」の冒頭の歌詞も英訳すると「メダカの群れは川の中」というすごく当たり前の内容になってしまいそうです。
スクリップス海洋研究所の研究者にとっても、非常に珍しい現象だったようです:
Scripps scientists, who haven't seen such an aggregation in more than 30 years, said it is unclear why the unusually large school moved into shallow waters off the coast.
スクリップス海洋研究所の複数の科学者は、30年以上の研究生活でもこのような集団は見たことがなく、なぜ異常に大きな群れが海岸に近い浅瀬に移動してきたのかはわからない、と語っている。
カタクチイワシの大群が現れたカリフォルニア州南部では、“Big One” と通称される大地震がサンアンドレアス断層沿いで発生することが懸念されています。昨年秋ごろからは、リュウグウノツカイが何度も浅瀬に現れています(詳しくは下の関連記事を参照してください)。
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