以下は気象庁が11月9日に発表した「雌阿寒岳の火山活動解説資料(平成25年10月)」(PDF形式)からの引用です:
- 4日および10日に行った現地調査及び7日に実施した上空からの観測(国土交通省北海道開発局の協力による)では、ポンマチネシリ第4火口の地熱域がわずかに広がっていることを確認しました。
- 96-1火口南側で実施している全磁力連続観測によると、2011年1月以降横ばいで推移していた全磁力値は、2013年7月以降減少傾向が続いており、96-1火口地下の温度が上昇している可能性が考えられます。
- 11日02時45分に振幅が小さく継続時間の短い火山性微動が発生しました。微動の発生前後でその他の観測データに変化はありませんでした。雌阿寒岳で火山性微動が観測されたのは、2011年11月12日以来です。
全磁力の減少については、以下の関連記事を参照してください。
関連記事
- 雌阿寒岳で火山性微動や地震 (10年12月22日)
- 雌阿寒岳で地磁気全磁力減少 (13年10月24日)
- 雌阿寒岳で地磁気全磁力減少 (補足) (13年10月24日)