2013年11月29日金曜日

アイソン彗星消滅


残念なお知らせです。日本時間の11月29日早朝、アイソン彗星は近日点を通過しましたが、その後の観測では予報位置に姿を現していません。太陽表面に百数十万キロメートルまで近づいたため、分解・蒸発したとみられています。12月の夜空を飾る「世紀の大彗星」は見られないことになりました。

NASA や ESA は SOHO、STEREO、SDO などの太陽観測用探査機でアイソン彗星の太陽接近を観測していました。以下のページにはそれらの探査機が撮影した映像をまとめた動画があります。開始から33秒目以降には、近日点通過直後のアイソン彗星の断末魔が写っています。静止画の方には太陽通過後のアイソン彗星の予報位置(+印)が示されていますが、彗星の姿はありません:

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