5月 14日、米国オレゴン州北部、ワシントン州との州境に近いところにあるフッド山(標高 3426m、地図)でマグニチュード 3 を最大とする群発地震が発生しました。震源はフッド山の東方約 17km、深さ約 6km のあたりに集まっているとのことです:
フッド山は、USGS(米国地質調査所)が 2005年に全米 169の火山を脅威の程度と監視能力によってランク付けした際、トップ 5 に入った火山です。ちなみに、この時の 1位はハワイのキラウェア山、2位はワシントン州のセント・ヘレンズ山でした。
フッド山周辺では数年ごとに群発地震が発生しており、今回の群発地震がただちに噴火に結びつく可能性は低いとのことです。2002年にはマグニチュード 4.5 の有感地震を含む 200以上の群発地震が発生、2006年には最大マグニチュード 2.1 を含む群発地震が発生。昨年は 50以上の小地震が発生しています。
フッド山が最後に噴火したのは 19世紀です。