毎年、9月 1日の「防災の日」や、その日を挟む「防災週間」、あるいは「秋の全国火災予防運動」(今年は、11月 9日~11月 15日)には、日本各地でさまざまな防災訓練がおこなわれます。それはいつものことなのですが、今年は、年の瀬が迫る 12月に入っても、自治体や企業などが大災害を想定した訓練や、協定締結をおこなったとの報道が目立ちます。去年もこうでしたっけ?
以下に、12月に入ってからの報道を抜粋してみました:
▼青森県: 断水に備え防災訓練/八戸圏域 (東奥日報)
▼宮城県: 壁壊し人救出!! 石巻地区消防本部 旧ホテル利用、初の実践訓練 (三陸河北新報)
▼宮城県: 情報共有、合同訓練も 塩釜の自主防災組織、連絡協設立 (河北新報)
▼宮城県: 東松島 大曲地区が独自マニュアル 全世帯に配布 (三陸河北新報)
▼福島県: 大地震想定し国際救助隊が訓練/郡山 (福島放送) このブログの記事「中国国際救援隊が国連から資格認証取得」と「日本の国際緊急援助隊が国連の能力評価試験に挑戦」が関係していると思われます。
▼埼玉県: 災害時の救援活動にパチンコ店駐車場を 狭山署、5000台分協定 (毎日新聞)
▼神奈川県: 元町で震災訓練、商店街と地域住民が防災対策で協力/横浜 (神奈川新聞)
▼静岡県: 新幹線、万が一に備え 復旧訓練で手順確認 (静岡新聞) 「今夏発生した駿河湾の地震の際は、多少の線路のゆがみなどがあったが、速やかに復旧できた。今後も訓練に励み …」
▼静岡県: 東海地震:発生備え県がパンフ (毎日新聞)
▼三重県: 訓練:大地震に備えて、2800人が避難や消火――伊賀・柘植 /三重 (毎日新聞)
▼京都府: 京都市消防局:重機操作のスペシャリスト「機甲分団」が発足 (毎日新聞) 「災害時に重機を使って障害物を取り除くなどして被災者の救助活動をする」
▼大阪府: JR、震災に備え大阪で新幹線の運行管理 (産経新聞) 1999年からほぼ毎年 1回、1日だけ東京から大阪の第 2総合指令所(場所は公表していない)に運行管理の権限を移して訓練しているとのことで、特別なことではなさそうです。ただ、「普段は別の業務に携わっている兼務指令員ら」が運行を管理するので、この日に乗車するのはちょっと不安?
▼和歌山県: 本番さながら救出訓練 紀伊田辺駅で列車脱線想定 (紀伊民報) 「地震で崩落した土砂に列車(2両編成、乗客18人)が乗り上げ、1両目車両が脱線し、多数のけが人が出ていると想定」
▼香川県: 特急列車の脱線事故想定/JR四国が総合訓練 (四国新聞)
▼徳島県: タンク火災想定、19機関250人訓練 四電阿南発電所 (徳島新聞) 「県南部でマグニチュード7の内陸型地震が発生、発電所の備蓄タンクや停泊中のタンカーから油が流出し、火災が発生したとの想定で」
▼徳島県: 巡視船の甲板でヘリ離着陸訓練 徳島海保など (徳島新聞) 「南海・東南海地震で津波が発生、多数の負傷者や漂流者が出ているとの想定で」
▼高知県: 県庁や県警本部職員ら地震訓練 (朝日新聞)
▼愛媛県: 災害の備え確認 四国中央市防災訓練 (愛媛新聞) 「南海トラフ震源の地震により市内で震度6弱を観測、家屋の倒壊や火災が発生したなどの想定で …」
▼広島県: マックスバリュと災害時協定 呉市 (中国新聞)
▼福岡県: 訓練用地震速報で福岡市営地下鉄が全線一時停止 (産経新聞)
▼佐賀県: 緊急速報「地震だ」 真剣に訓練 (朝日新聞)
▼熊本県: 阿蘇防災訓練に400人 (朝日新聞) 「阿蘇中岳第一火口が突然大噴火し、多数の負傷者が出たという想定で …」(写真あり)