小惑星〝2018 SQ1〟が、発見される前の 9月20日に地球と月に接近していたことがわかりました。
この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 13~29m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは9月21日です。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 SQ1 | 13~29 | (地球)9月20日 12:37 (月)9月20日 15:57 |
1.96 2.88 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速18.7km(時速約6万7000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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