小惑星〝2018 RB2〟が、発見前の 9月5日から6日にかけて月と地球に接近していたことがわかりました。
この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 9~21m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは、9月7日でした。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 RB2 | 9~21 | (月)9月5日 22:52 (地球)9月6日 00:37 |
2.40 1.47 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速9.2km(時速約3万3000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
関連記事