4つの小惑星が発見前に地球と月に接近していたことがわかりました。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 RR1 アポロ群 | 3~6 | (地球)9月4日 06:51 (月)9月4日 07:00 |
0.94 0.99 |
2018 RH3 アテン群 | 17~38 | (月)9月5日 11:56 (地球)9月5日 18:09 |
2.17 1.90 |
2018 RJ3 アポロ群 | 8~17 | (月)9月8日 00:06 (地球)9月8日 06:43 |
0.78 0.44 |
2018 RF3 アポロ群 | 11~24 | (月)9月8日 04:36 (地球)9月8日 07:08 |
2.85 1.99 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。2018 RR1 が発見されたのは9月7日、他の3つの小惑星が発見されたのは9月9日です。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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