小惑星〝2017 BA7〟が1月26日午前5時12分(日本時間)、月に 0.73LD まで接近、さらに同日午前10時37分(日本時間)、地球に1.12LDまで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。
この小惑星は1月26日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は8~17m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度はかなり速く、秒速19.0km(時速約6万8000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 BA7 | 8~17 |
(月) 1月26日 05:12 (地球) 1月26日 10:37 |
0.73 1.12 |
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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