八ヶ岳南麓天文台の串田氏が1月13日17:00付で更新情報を出しています ―― 13日午前、CH17の糸状特異前兆のみが残存。その後、K1、CH21、CH20に特異が相次いで出現し継続中:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.194 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです。「※」は、現在観測されている火山帯近傍地震前兆が No.1778前兆と同一原因によるものである場合についての付記事項です ――
推定時期 | [可能性1] 1月14日または15日 [可能性2] 1月16日段階で対応地震発生がなく、前兆継続の場合はその後を観測した上で再考予定 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) (※ ある程度、火山帯に近い領域の可能性あり) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 (※ ある程度、群発的複数地震活動の可能性あり) |
▼ 現状
- 1月13日午前、CH17(八ヶ岳)の糸状特異のみが残存。
- 同日午前10時すぎからK1(高知観測点)に弱い特異が出現。
- 同日昼すぎからCH21(八ヶ岳)に糸状特異が出現。
- 同日15時30分ごろからCH20(八ヶ岳)に弱い特異が出現。
- 同日16時すぎ現在、いずれの特異前兆も継続中。
▼ 考察
- 現在は第22ステージと認識。すべての前兆関係が1月14日± を指し示している(更新情報の図を参照)。
- 1月13日昼前まではCH17(八ヶ岳)の糸状特異のみが残っていたが、その後K1(高知観測点)、CH21(八ヶ岳)、CH20(八ヶ岳)に特異前兆が相次いで出現。同日16時すぎ現在も継続中。
- 1月13日に3つの観測装置に出現しはじめた前兆は直前特異の可能性。この場合、前兆は14日未明まで続く可能性がある。
- 不審な点は、CH17(八ヶ岳)の糸状特異が全く終息しないこと。
- 1月13日に3つの観測装置に出現しはじめた前兆は、第22ステージが指し示す1月14日に対応地震が発生するのではなく、新たな極大が出現することを示すものである可能性も否定できない。
- 誤差を考慮して1月16日までに対応地震が発生しない場合は、1月14日± に新たな極大の出現が認識できるかを評価し再考する。
- 火山帯近傍地震前兆からは1月14日± の他、2月15日± の可能性も計算できる。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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