3月15日、金星と木星が地球から見て約3度の距離まで接近しました。このような惑星どうしの接近は写真に撮ってもあまりおもしろい作品にはなりませんが、以下の写真はなかなか雰囲気のあるものに仕上がっています。まるでSF映画のラストシーンのようです。向かって右の手に輝いているのが金星、左の手の下にぶら下がっているように見えるのが木星です:
以下のページには、今回の金星と木星の接近を捉えた写真や動画が集められています:
金星と木星は徐々に離れていきますが、今後しばらくの間、夕方の西空に輝いています。明るい方が金星(-4.3等級)、それに比べるとやや暗く見えるのが木星(-2.1等級)です。
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