3月14日未明、茨城県水戸市(地図)で、月の光が上下方向に伸びて見える月柱(moon pillar、参考、参考)現象が見られました。「上空の氷の結晶でできる薄い雲に、月の光が反射したためとみられ、天気が崩れる前兆という俗説もある」とのこと:
- 夜空に月の柱おぼろ 水戸 (写真あり)
月柱は気象現象ですが、1995年1月17日に起きた兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の前日にも目撃/撮影されています。『阪神淡路大震災 前兆証言 1519!』(弘原海清、東京出版、1995)から証言を引用します:
地震の前日、午後5時45分過ぎに見た月が周りに光がなく、縦の上下にだけ光が出ていたそうです。見たのは中1の娘と私の友達です。(中略)その光がどのぐらいの時間だったのかはわかりません。その夜の8時頃は普通の月で雲もかかっていたそうです。(八尾市・主婦)
1月16日の18時頃、たまたま月を見たんですがとっても変な光り方をしていました。満月ですが、とってもぼやけて白っぽく光っていました。そして上下に引っ張られたような光り方をしていました。最初それが月だとは思えないぐらいでした。とっても気持ち悪かったです。(大阪市住之江区・女)
14日の午後9時5分に千葉県東方沖でM6.1、最大震度5強の地震(気象庁発表)がありましたが、関係があったのでしょうか。記事に掲載されている写真は午前1時に撮影されたものですから、月齢を考えると東の地平線から昇ってそれほど時間がたっていない状態です。M6.1の震央は水戸市から見て南東方向になります。
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