2月14日付「1ヵ月以内にM7級地震の予測 ― ロシア極東」の続報です。
3月13日、ロシアのカムチャツカ地方政府は、カムチャツカ半島南部から千島列島にかけての地域で最大M7級の地震が発生する可能性があるとの予測にもとづいて先月からとっていた警戒態勢を解除したとのことです:
結局、M7級の地震は起きなかったわけですが、この1ヵ月ほどの間、カムチャツカ半島周辺では地震や火山活動がかなり活発でした:
- カムチャツカで火山が噴火 約3500メートルの噴煙噴き上げる
- 火山「ベジィミャンニイ」 高さ5キロまで火山灰を噴き上げ
- 南クリルとカムチャッカで地震
- カムチャッカ 火山活動再び活発化
- 南クリルで地震 津波の心配はなし
ベジィミャンニイ火山の位置は地図を参照してください。「南クリル」は日本の北方領土のうち択捉島を除く地域(ロシア・サハリン州の南クリル管区)のことです。
昨年末には以下のような予測も発表されました。おそらく、昨年3月11日の東北地方太平洋沖地震の影響を考慮したものだと思われます:
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