2009年10月11日日曜日

地温上昇で羊が炎上 ―― ヨルダン

中東の国 ヨルダンで、放牧中の羊が炎に包まれ、跡形もなく燃え尽きてしまうという異常現象がおきています:
記事によると、現場は、同国北部 Balqa 州の都市 Salt(下記グーグル・マップ参照)の北 10km で、約 2000m² (別の記事では 50~60m²)にわたって地温が 400°C まで上昇、ものを投げ入れると炎を上げて燃え尽きてしまうとのことです。ヨルダン政府は調査委員会を設置して調査をおこなおうとしています。ヨルダン地質学者協会の会長は、異常現象がおきている地域では地震や火山活動は観測されていないと発言、また、自然資源局の長官は、地下に堆積した有機物の発酵が原因ではないかと推測しています。
上記地図でおわかりのとおり、現場は、紅海―アカバ湾―死海―ヨルダン川とつながる地溝帯に沿った所です。何らかの地質学的な原因があるのではないかと、私は思っています。