以下はロマ・プリータ地震に関する資料です:
- October 17, 1989 Loma Prieta Earthquake (USGS の資料)
- Historic Earthquakes Santa Cruz Mountains (Loma Prieta), California (USGS の資料)
- ロマ・プリータ地震 (ウィキペディア)
- The October 17, 1989, Loma Prieta, California, Earthquake―Selected Photographs (USGS の写真集)
ロマ・プリータ地震から 20年が経過したことを契機に、大規模な防災訓練など、さまざまなイベントが企画されています。USGS やマスコミでは、当時の写真や経験談を募集しています。以下は、USGS が経験談の投稿を呼びかけてリンクを張っている Bay Area Earthquake Alliance のサイトです:
- 1989 Loma Prieta Earthquake (地震当時のニュース映像や写真など)
- Loma Prieta Earthquake Stories (一般から投稿された経験談)
- Loma Prieta stories: This baby saved our lives (ロマ・プリータの逸話: この赤ちゃんが私たちの命を救ってくれた)
[赤ちゃんの写真] この赤ちゃんは私たちの命を救ってくれました。頭痛が地震の前兆であるか否か。疑似相関や確証バイアス・認知バイアスという心理作用によって、本人がそう思い込んでいるに過ぎない場合がほとんどだと私は思っています。
ロマ・プリータ地震がおきた 1989年 10月 17日、私は自分の誕生日を祝うため、ルー・ルー・カーペンターのスナックで 15人ほどの友人とパーティーを開くことにしていました。
10月 17日の午前中は、私はエメリン通りにあるサンタ・クルーズ郡の役所で仕事をしていましたが、同僚がひどい刺すような頭痛に襲われました。彼女は、「地震の前にはいつも頭痛がするの。私が地震を予知できるなんて他の人には言わないでね」と私に小声でささやきました。彼女は、周りの人に、頭がおかしいと思われたくなかったのです。私は、彼女の秘密をその日遅くまで(大地震が起きるまでは)守っていました。
その日は、蒸し暑い日でした。午前 11時ごろ、オフィスの中で数人が集まって、アースクエイク・ウェザー(地震日和)で蒸し暑いんじゃないだろうかとぼやき合い、昔の大地震の話題で盛り上がっていました。
午後になると、同僚は頭痛がいっそうひどくなり、早退してしまいました。私自身も吐き気をもよおすようになりました。船酔いしたような感じでした。私は友人たちに電話して、ルー・ルーの店でのパーティーは中止すると連絡しました。とてもお酒を飲めるような状態ではありませんでした。午後 5時 4分、私たちの世界は激しく揺さぶられました。私は仕事場にいたので安全でした。しかし、ルー・ルーの店の周辺では、建物の中に閉じこめられたり、死んだりした人がでました。
後になってわかったことですが、私が吐き気をもよおしたのは、最初の子どもを妊娠していたからでした。私と友人の命を救ってくれたのは、この赤ちゃんだと思わずにはいられません。