このブログでたびたび紹介している『ボストン・グローブ』紙の “The Big Picture” ですが、4度目の土星特集を組んでいます:
まず、なにはともあれ 21番の動画を見てください。 土星には、内側から順番に D環、C環、B環、A環、F環、G環、E環がありますが、そのうちの F環をカッシーニ探査機が撮影した映像です。F環が、その内側を通過する衛星の重力によって大きく揺らぐ様子を連続して捉えています。まるで、ワープ航法の宇宙船が空間を歪めながら飛行しているようです。衛星が通過した後も、F環は波打っているようです。
4番と 11番は同じ現象の静止画です。
F環の内側の衛星はプロメテウス、外側の衛星はパンドラと名付けられています。さらに、F環の内部を周回する衛星も写っていますが、暫定的な識別番号だけで、正式の命名はされていないようです。
(続く)