2025年7月22日火曜日

ベテルギウスに伴星 見つかる

 
オリオン座の 1等星・ベテルギウスに伴星が見つかりました:
NASAとNSF(米国立科学財団)が資金提供したジェミニ北望遠鏡の「アロペケ」(Alopeke)観測装置を用いて、天文学者たちはベテルギウスの周りを非常に狭い軌道で周回する伴星を発見しました。この発見は、なぜこの有名な星が約6年周期で明るさが周期的に変化するのかという、数千年来の疑問に答えるものです。また、他の赤色超巨星の変光の物理的メカニズムを解明する手がかりも提供します。伴星が青く見えているのは、研究チームの分析によると、高温のため青白色に見えるA型またはB型の星である可能性が高いためです。 
 
 
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第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (続報-2)

 
 
太陽系の外から飛来した天体「3I/ATLAS」(C/2025 N1(ATLAS))をハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像が公開されています。すでに核の周囲にコマが広がっており、彗星らしい特徴を示しています。画像中に散らばっている無数の小さな白い点は宇宙線の衝突によるノイズとのことです。
 

Hubble Space Telescope images of interstellar comet 3I/ATLAS are out! These were taken 5 hours ago. Plenty of cosmic rays peppering the images, but the comet's coma looks very nice and puffy. Best of luck to the researchers trying to write up papers for this... archive.stsci.edu/proposal_sea... 🔭

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— astrafoxen (@astrafoxen.bsky.social) 2025年7月22日 6:28
 
 
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2025年7月21日月曜日

イエローストーンの熱水にバイソンが転落


米国地質調査所(USGS)のサイトに掲載されている記事です:
6月21日(土)の朝、イエローストーン国立公園のグランド・プリズマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)を訪れた観光客が、バイソンが温泉の浅瀬に滑り込むのを目撃しました。その標高での沸騰温度よりわずかに低い約89℃にも達する熱湯に明らかに驚いたバイソンは、脱出しようとしてよろめき、深い水域に足を踏み入れてしまい、あっという間に死んでしまいました。
 
グランド・プリズマティック・スプリングで起きたバイソンの不幸な事件は、イエローストーンの温泉に関するよくある誤解を再検証する機会となり、公園内の温泉を安全に楽しむ方法を強調するものです。

イエローストーンを訪れる多くの人は、公園内の温泉はすべて酸性(pH 5未満)で、触れると酸性火傷を起こし、動物や人が温泉に落ちれば溶けてしまうと信じています。しかし、イエローストーンの主要な温泉と間欠泉のほとんどは、実際には中性(pH 7前後)またはアルカリ性(pH 7以上)です。
 

 

小惑星 2025 OS が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 OS〟が 7月19日に地球と月の近くを通過していたことが、7月20日付の NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。地球への接近距離は 0.027LD(地心距離 1万457km、地表からの高度 約4000km)でした。
 
2025 OS (2025年7月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)7月19日 12:21
 (月)7月19日 19:01
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.027 LD
(月)0.698 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
12.7 km/s ≅ 4万6000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1236 日 ≅ 3.38 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年7月20日日曜日

カムチャツカ半島沖で地震多発、M7.4も

 
日本時間 7月20日15時すぎからカムチャツカ半島沖で地震が連続して発生しています。米国地質調査所(USGS)のウェブサイトによると、これまでに(17時40分現在)19回の地震が記録されており、内訳は、M7級が1回、M6級が4回、M5級が8回などとなっています。 最大は15時49分に発生した M7.4、震源の深さ 20.0km の地震(震央地図)です。どの地震もほぼ同じ場所で発生しています。
 
以下は、M7.4 の地震について USGS の "Tectonic Summary" からの抜粋です —— 
 
2025年7月20日にロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー(Petropavlovsk-Kamchatsky)東方で発生したM7.4の地震は、深さ約20kmの逆断層運動によって発生しました。この地震発生地点では、太平洋プレートが北米プレートに対して西北西方向に年間約77mmの速度で移動しています。北米プレートは北米大陸を越えて西に伸びていることに留意してください。地震の発生場所と断層の動きの特徴は、千島-カムチャッカ弧(Kuril-Kamchatka Arc)の沈み込み帯プレート境界面における断層運動と一致しています。 

Mw=7.4, OFF EAST COAST OF KAMCHATKA (Depth: 23 km), 2025/07/20 06:49:02 UTC - Full details here: http://geoscope.ipgp.fr/scripts/seismes/fiche.php?seis=us7000qdyl

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— Earthquake information from Geoscope Observatory (@geoscope-ipgp.bsky.social) 2025年7月20日 16:28


十勝岳で火山性微動

 
7月19日、十勝岳(地図)で火山性微動が観測されました。気象庁は特に発表を行なっていません:
 
十勝岳で火山性微動が観測されたのは、1月17日に振幅が小さく継続時間が短い微動が観測されて以来です。 
 
 
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噴火始まる — アイスランド (続報)

 
7月17日付「噴火始まる — アイスランド」の続報です。
 
アイスランド気象局の7月19日11時30分(日本時間19日20時30分)付の発表から ——
 
スンドヌクル火口列(Sundhnúkur crater row)の噴火で、アイスランド全土で火山煙霧が継続中。

スンドヌクル火口列の火山噴火は活発で、ここ数日、ガスと火山煙霧がアイスランド全土に広がっている。噴火は一晩中続き、昨日の朝から安定している。火山活動は7月16日に形成された亀裂の中央部にある2~3個の火口に集中しており、火山性地震は低調に推移している。

大気汚染は噴火現場付近にとどまらず、長距離を移動し、居住地域にも長期間滞留する可能性がある。

火山煙霧は、風が穏やかで湿度が高く、日差しが強い状況下で発生し、西アイスランド、北アイスランド、首都圏などの地域に影響を与えている。 
 
 

2025年7月19日土曜日

宇宙の膨張速度

 
「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、私たちの宇宙に対する理解に重大な誤りがあることを裏付けました。

宇宙は、私たちが見る方向によって膨張速度が異なっています。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡を用いた科学者たちは、この観測結果が測定誤差によるものではないことを確認しました。」 
 
 
 

屋根の上のイヌの首

 
屋根の上に置かれたイヌの首かと思ったら ・・・ 
 
 

2025年7月18日金曜日

アリューシャン列島で M7.3 横ずれ断層地震

 
7月17日05時38分(日本時間)、アリューシャン列島で M7.3、深さ 20.1km(USGS資料震央地図)の地震が発生しました。日本の気象庁は M7.2、Geoscope は Mw7.2、深さ 44km としています。
 
この地震は、プレートの沈み込み帯で発生したにも関わらず、逆断層ではなく横ずれ断層の運動に起因するものでした。以下は、USGS の "Tectonic Summary" からの抜粋です ——
 
2025年7月16日、アラスカ州サンドポイント(アラスカ半島の南)の南東で発生したマグニチュード7.3の地震は、太平洋プレートと北米プレートの沈み込み帯境界付近の、上部(北米)プレート内または下部(太平洋)スラブ内の横ずれ断層活動の結果として発生しました。暫定的な発震機構解析によると、破壊は、走向が北北西で中程度の傾斜角の右横ずれ断層、または走向が東で急な傾斜角の左横ずれ断層で発生したとみられます。したがって、この地震はプレート境界面自体の逆断層によるものではありませんでした。この地震が発生した場所では、太平洋プレートが北アメリカプレートに対して北西方向に約65mm/年の速度で収束しており、震源の南東100kmにあるアラスカ・アリューシャン海溝から沈み込んでいます。この地域で発生する大地震のほとんどは、今回の横ずれ地震とは異なり、プレート境界面における逆断層地震です。
 

Mw=7.2, ALASKA PENINSULA (Depth: 44 km), 2025/07/16 20:37:39 UTC - Full details here: http://geoscope.ipgp.fr/scripts/seismes/fiche.php?seis=us7000qd1y

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— Earthquake information from Geoscope Observatory (@geoscope-ipgp.bsky.social) 2025年7月17日 6:20
 

三宅島の噴火警戒レベル引き下げ

 
7月18日11時00分、三宅島(地図)の噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」に引き下げられました。同島では、6月17日に山頂火口直下を震源とする火山性地震が一時的に増加したため、噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられましたが、その後は火山性地震が少ない状況が続いています。
 
「火山活動は低下しており、雄山環状線内側に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました」:
 

2つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
2つの小惑星が、7月16日から17日にかけて地球と月の近くを通過していたことが、7月17日付の NASA/JPL のデータベース更新によって明らかになりました。2つともかなり大形です。
 
2025 OF (2025年7月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)7月16日 08:02
 (月)7月16日 11:47
接近日時 誤差
(地球)± 2 分
(月)± 1 分
接近距離 (地球)0.95 LD
(月)1.52 LD
推定直径
11 ~ 25 m
対地球相対速度
16.1 km/s ≅ 5万8000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期1348 日 ≅ 3.69 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
2025 OC (2025年7月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)7月17日 11:18
 (地球)7月17日 12:20
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.32 LD
(地球)0.77 LD
推定直径
7 ~ 16 m
対地球相対速度
6.9 km/s ≅ 2万5000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2049年12月23日ごろ
公転周期437 日 ≅ 1.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年7月17日木曜日

噴火始まる — アイスランド

 
「秋が近づくにつれて噴火の可能性が高まる」というアイスランド気象局の予測よりも早く、7月16日03時56分(日本時間同日12時56分)にレイキャネス半島で新たな噴火が始まりました。
 
噴火は複数の亀裂で発生し、スンドヌークル火口列(Sundhnúkur crater row)にある大きな亀裂は、長さ約2.4kmと推定されています。さらに、ファグラダルスフィヤル(Fagradalsfjall)の西側にも亀裂が開き、長さは約500mと推定されています。溶岩流は東西方向に流れ、東への流れが特に大きくなっています。
 
最新の情報では、溶岩流は続いていますが、勢いは弱まっています。溶岩の大部分は亀裂の東側に堆積しており、この地域の窪地を埋め尽くす可能性があるとのことです。地震活動は大幅に減少し、現在は1時間に数回の小規模な地震が観測されています。 
 

Updated 12:00 local Eruption no longer confined to a single fissure at Sundhnukar. The larger estimated to be ~ 2.4 km long. A smaller fissure has opened W of Fagradalsfjall and estimated ~ 500 m in recon flight by IMO/Coast Guard. www.vedur.is/um-vi/fretti... #geosciences #volcanology #iceland

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— Icevolcanx Ron (@jokulhlaup.bsky.social) 2025年7月16日 21:23
 
 

2025年7月16日水曜日

トカラ列島近海地震: 震源の移動

 
読売新聞』の記事です。トカラ列島近海で起きている群発地震の震源が時間の経過とともに移動する様子がよくわかる GIF 動画が掲載されています。時間スケールや地図の尺度と範囲を変えることができます:
 
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グリーンランド北端部で M5.8

 
珍しい場所で地震が起きました。日本時間7月16日02時16分、グリーンランドの北端部で M5,8、深さ 10km の地震が発生しました(USGS資料震央地図)。人跡稀な地域であるため被害は出ていないもようです。
 
グリーンランドはプレート境界から遠く、安定地塊からなっているため、地震の発生はまれです(観測拠点の少なさも影響?):
 

I generated a quick map with past seismicity and it appears that M5ish earthquakes have previously occurred near the North coast of Greenland. Today’s M5.8 event is the pink square. ⚒️🧪

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— Jascha Polet (@jascha.bsky.social) 2025年7月16日 3:38
 
 

スペイン南部で被害地震

 
現地時間 7月14日07時13分(日本時間同日14時13分)、スペイン南岸沖で M5.2、深さ 5km の地震(EMSC発表震央地図)があり、スペイン南部はもとより、地中海を挟んで対岸のモロッコでも揺れを感じました。震源に近いアルメリア空港(地図)では出発ロビーの屋根が崩落するなどの被害がでました。報道によっては M5.5、M5.3 などとも伝えられています:
スペインは、鉄砲水と豪雨による壊滅的な被害からわずか数時間後に、マグニチュード 5.3 の地震に見舞われた。

地震は月曜日の早朝、人気観光地であるコスタ・デル・ソルやアリカンテを含むスペイン南部を襲った。

スペイン国立地理学研究所(IGN)は、現地時間午前7時13分、アルメリア沿岸のカボ・デ・ガタ沖で発生した地震を記録した。カボ・デ・ガタは、アンダルシア地方で最大の保護海岸地域である。
 
IGN によると、地震の最大震度は、9段階に区分される欧州マクロ地震スケールで IV~V(中~強)に達した。

IGN の最新報告によると、これまでに 18回の余震が記録されており、最大の余震はマグニチュード 3.4 で、本震のわずか 5分後に発生した。
 
IGN と地元メディアによると、主な地震は海岸から約19マイル(約30km)沖合、深さは海面下約 3km で発生し、アンダルシア州とレバンテ州の数百の町や村で揺れを感じた。

アルメリアでは、地震が数百の町を揺るがした後、空港の屋根が崩落し、自動車ショールームも揺れで被害を受けた。
 
ウエルカル・デ・アルメリアでは、トヨタのショールームが被害を受けた。写真には、天井がテープで封鎖されていた際に崩落した様子が写っている。

地震発生の翌日には、スペイン北東部の多くの地域で豪雨が道路、企業、そして休暇の計画に混乱をもたらした。

スペインの気象予報機関 AEMET は、ウエスカ、テルエル、サラゴサ、バルセロナ、ジローナ、リェイダ、タラゴナ、カステリョンに暴風雨警報を発令した。
 
 
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2025年7月14日月曜日

石を食べよう

 
「地質学者、1日に少なくとも1個の小石を食べることを推奨」(『ジ・オニオン』の記事であることに留意してください): 

Geologists Recommend Eating At Least One Small Rock Per Day theonion.com/geologi...

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— The Onion (@theonion.com) 2025年7月12日 7:00

2025年7月13日日曜日

トカラ列島近海地震: 巨大カルデラ噴火の前段階か

 
トカラ列島で起きている尋常ではない地震活動と、大きく急激な地殻変動 — 私たちは巨大カルデラ噴火の前段階をリアルタイムで目撃しているのかもしれません。以下は、7月10日付で海洋研究開発機構(JAMSTEC)のサイトに掲載された記事です:
 概略、以下のような内容です ——
  1. 新しい火山である諏訪之瀬島横当島間の距離は約117㎞であり、その間に悪石島、小宝島、宝島がある。トカラ列島の火山フロントにおける異常に長い火山空白域である。

  2. 火山は地下のマントルにおける高温領域(ホットフィンガー)に対応して生成し、ホットフィンガーの間は火山の空白域となる。東北地方の火山で見てみると火山の空白域は30㎞から広くても80㎞にすぎない。

  3. 諏訪之瀬島と横当島の間の地下深部(マントル)においてもマグマを生成するホットフィンガーが存在することが十分予想される。

  4. もし定常的な噴火を起こすことができない場合、ホットフィンガーから一次マグマと熱とガスが供給され続け、地殻の中には膨大な二次マグマとガスが蓄積されていくことになる。

  5. もし諏訪之瀬島と横当島の間のマントルにホットフィンガーが存在しているならば、数万年、または10万年以上マントルから一次マグマとガスが供給され続けていたことになる。

  6. 二次マグマが一気に噴出した場合、膨大な量の軽石と火山灰が爆発的に噴出し、大きな陥没地形(カルデラ)を形成するような巨大噴火となることも考えられる。 
「あくまで現時点での一つの考察であるため、今後の総合的な調査観測が不可欠である。」
 
 

「地震のカーテン」前弧地震帯を発見 (続報)

 
7月11日付「『地震のカーテン』前弧地震帯を発見」の続報です。
 
「地震のカーテン」について Q&A 形式で解説した記事です。「深さ約35~75キロの場所に、地震が起きやすいエリアがカーテンのように連なっている」:
 
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2025年7月12日土曜日

虹色の棒のような雲 — 岡山県

 
7月10日夕方、岡山県南東部の上空に「虹色の棒のような雲」が現れました。10分ほど見えていたとのことです。
 
「『ひこうき雲』で起きた『環水平アーク』ということで、とても珍しいもの」(気象予報士):
 

大量のイワシ漂着 — 北海道函館市

 
7月9日から10日にかけて、北海道函館市の釜谷漁港(地図)に大量のイワシが漂着しました。回収されたイワシは20トン以上で、海底にはまだ多くのイワシが沈んでいるとみられています。漁港内の海水の酸素濃度が極端に低下していることが確認されています:
 

2025年7月11日金曜日

Make America Mexico Again

 
メキシコ合衆国上院議長の発言:「(われわれはアメリカ合衆国との国境に)壁を建設し、費用も負担します。 ただし、1830年のメキシコ地図に基づいて建設します。メキシコ人はアメリカ合衆国より前からこれらの地域に定住していました。そこに住むメキシコ人は、常に彼らの故郷であった場所にいるのです。」 
 

President of the Mexican Senate, "We'll build the wall and pay for it. But we'll do it according to the 1830 map of Mexico... Mexicans were settled in these territories before the U.S. The Mexicans living there are in what has always been their homeland."

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— Raider (@iwillnotbesilenced.bsky.social) 2025年6月10日 23:32
 



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— hear-ye--hear-ye.bsky.social (@hear-ye--hear-ye.bsky.social) 2025年6月11日 5:05
 

🇲🇽ARE FLYING THE 🇲🇽 FLAG AT THE CONSTRUCTION SITES ALL ACROSS THE USA 🇺🇸

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— Raider (@iwillnotbesilenced.bsky.social) 2025年6月10日 21:12
 

「地震のカーテン」前弧地震帯を発見

 
東北大学と東京大学の研究成果です。
  • 北海道〜関東で沈み込む太平洋プレートから鉛直上方に伸びる「前弧地震帯」を発見。
  • 前弧地震帯では、プレートから脱水、その水が上昇。上昇した水がプレート境界の固着を弱め、スロースリップを引き起こすことで、プレート境界での大地震の破壊拡大を食い止めている。
  • 上昇した水は浅い断層での地震を誘発、直下型地震の帯を形成。特に関東地方では、この前弧地震帯が陸域下に入り込み、首都直下の活発な地震活動に関わっている可能性がある。
 
 
 

トンボの大群出現 — 福島県郡山市

 
福島県郡山市(地図)の住宅街でトンボの大群が目撃・撮影されました。アキアカネとみられています。記事には日時が書かれていませんが最近のことと思われます。
 
「初めて。10年住んでいて、こんなにトンボを見たのは」(撮影者)、「田んぼで生まれ、飛び立ったいくつもの集団が気流の流れで、たまたま撮影された場所の上空で合流し、集団で阿武隈高原を目指している」(研究者):
 
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2025年7月10日木曜日

溺れている魚を助ける勇敢な鳥

 
「溺れている魚を助ける勇敢な鳥」-- 最近のメディアはこのように報道する。 
 



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— CaroleOntheGo🇨🇦 (@caroleonthego4u.bsky.social) 2025年7月8日 20:37
 

クロダイの大群が川を遡る — 広島県広島市

 
7月8日、広島県広島市中区基町(地図)の本川で、数百匹のクロダイ(チヌ)の群れが上流に向かって泳いでいるのが目撃・撮影されました。各個体は体長40cmほど。現場は河口から約4~5kmの地点。 

「カニや二枚貝などの餌を求め押し寄せているのだろう」「寄生虫を落とす『淡水浴行動』の目的もある」(水産研究・教育機構):
 

キラウエア山の噴火続く — ハワイ (続報-2)

 
昨年12月23日に始まったキラウエア山(地図)の山頂噴火は、溶岩の流出・噴出(エピソード)と休止を繰り返しながら続いています。現在はエピソード28が終わったところです。下の動画は、エピソード28で見られた見事な溶岩噴泉です。噴泉の高さは東京タワーを上回る365mに達したとのことです:
 
 
 

3つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
7月2日から5日にかけて、3つの小惑星が月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 7月9日付のデータベース更新で明らかになりました。毎年のことですが、独立記念日(7月4日)の休暇シーズンが終わると急に新規小惑星の記載が増えます。
 
2025 NO1 (2025年7月9日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)7月2日 13:55
 (地球)7月2日 23:32
接近日時 誤差
(月)± 7 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.91 LD
(地球)0.67 LD
推定直径
2 ~ 3 m
対地球相対速度
9.3 km/s ≅ 3万3000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1309 日 ≅ 3.58 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 NN1 (2025年7月9日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)7月3日 04:37
 (地球)7月3日 07:23
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.42 LD
(地球)0.42 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
9.7 km/s ≅ 3万5000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期595 日 ≅ 1.63 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 NH1 (2025年7月9日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)7月5日 08:26
 (月)7月5日 09:11
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.24 LD
(月)1.29 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
14.5 km/s ≅ 5万2000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近2027年4月22日
公転周期276 日 ≅ 0.75 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年7月9日水曜日

トカラ列島近海地震: 諏訪之瀬島で火山性地震急増

 
トカラ列島にある気象庁の常時観測火山・諏訪之瀬島(地図)で火山性地震が急増しました。7月8日には 1096回、同9日には19時までに136回の地震が観測されています。諏訪之瀬島は、地震が続いている悪石島の北隣に位置する火山島です:
 
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2025年7月8日火曜日

富士山:「スタンバイ状態が続いている」

 
日刊ゲンダイ』の記事です。「2011年3月15日に富士山の地下20キロメートルにあるマグマだまりの直上に割れ目ができた」、「今から2200年前より後の富士山では、山頂の火口を使っていない。よって、次回の噴火も山腹に穴を開けることが想定されます」:
 

最悪の AI 生成火山画像

 
火山学者で大相撲ファンでもある米国の大学教授のツイートから ——「皆さん、ソースへのリンクは貼りませんが、火山に関するニュース記事の AI 生成画像の中で最悪の新優勝者が誕生しました(日本の霧島に関する記事です)」 

I won't link you to the source, but ladies and gentlemen, a new winner for worst AI generated image for a volcano news article (it was about Kirishima in Japan).

[image or embed]

— Dr. Erik Klemetti Gonzalez (@erikklemetti.bsky.social) 2025年7月8日 8:14


ソースは比較的簡単に見つかります。創業者兼CEOの名前からするとインド系の旅行情報会社のようです。この画像が掲載された記事(7月5日付)には次のような記述が見られます(Google翻訳) ——
 
九州の山、新燃岳が強力な噴火を起こし、大量の火山灰が噴き上がったことを受け、日本政府は新たな渡航警報を発令しました。噴火により、大量の火山灰が空に舞い上がり、トカラ列島付近でマグニチュード5.5の地震を含む一連の地震が発生しました。この火山活動により、航空便が乱れ、町は灰に覆われ、地域全体で安全警報が強化されました。さらに、漫画家・たつき諒氏が1999年に発表した不気味な予言が再び注目を集めています。この予言では、この時期に大災害が起こると予言されており、インターネット上ではパニックが広がり、観光客の予約が急減しています。 


2025年7月7日月曜日

活褶曲 (続報)

 
24年2月4日付「活褶曲」の続報です。
 
能登半島地震で、石川県珠洲市若山町(地図)に現れた崖について、その後の調査で分かったことを『朝日新聞』が25年7月4日付で詳しい記事にしています:
 
記事によると ——
  • 崖が現れたのは、能登半島地震の震源となった海底活断層から約10km離れた内陸で、西から東に流れる若山川(地図)沿い。
  • 崖は若山川が流れる谷間の幅数百メートルほどの平地に出現。谷の両側(南と北)は山。
  • 衛星観測データによると、谷の北側斜面は南に、南側斜面は北に移動、つまりどちら側の斜面も谷に向かってずり落ちていた。
  • この移動によって、谷間付近が南北から押され、断層運動が起こり崖が生じた。
  • 現場付近の地層は褶曲しており、斜面と同じ向きに傾斜。この褶曲した地層の境目が斜面の移動の原因となった可能性もある。 
—— ということのようです。 
 
 
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2025年7月6日日曜日

双頭蓮が開花 — 静岡県袋井市

 
7月5日、静岡県袋井市久能の可睡斎地図)で、1本の茎に2輪の花がつく双頭蓮が開花しました。 
 
「50年から100年に一度と言われる現象で、良いことが起こる前兆とされている」、「10年以上にわたって管理しているが、双頭のハスが咲くのは初めて」: 
 

球電現象か? 謎の発光現象 — カナダ・アルバータ州

 
現地時間7月2日19時ごろ、カナダ・アルバータ州(地図)で撮影された球状の発光体です。撮影者から 1km弱離れた場所で落雷の直後に発生、直径は1〜2mで地面から約7m上空を漂い、1分間ほど見えていた、とのことです。撮影者は球電だと確信していますが、動画を見た専門家は、発生場所の近くに送電線があることから "persistent slow-moving arcing power line"(持続的にゆっくりと移動するアークを発する送電線)と呼ばれる現象の可能性があるとしています:
 
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2025年7月5日土曜日

トカラ列島近海地震: 政府地震調査委員会が臨時会合

 
トカラ列島近海で 7月3日に最大震度6弱の地震が発生したことを受けて、政府の地震調査委員会は 4日に臨時の会合を開きました。その後の記者会見の内容を伝える NHK の記事と、同委員会の発表文書です:
「(地震の原因について)さまざまな意見があるものの、調査委員会としては『分からない』というのが答えだ」、「個人的な考えとしては悪石島の北側に活火山があり、一帯は火山列である。活火山の深いところでマグマによる活動が発生し、そうした活動でうまれた流体が地震を起きやすくしているのではないか」、「(新燃岳との関係について)今回の一連の地震と結びつけるような科学的なデータはなく、『関係はない』と言える」(平田直委員長) 
 
「6月21日から最大規模の地震(7月2日の M5.6)の発生前までに宝島観測点で東北東方向に約2cm、最大規模の地震の発生前後に南方向に約4cm の地殻変動が観測されている」、「変動量が極めて大きく、地殻の動きが変わったことで地震が起きたことを強く示唆するデータだ」(平田直委員長) 
 
 
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二酸化硫黄注意報 — 宮崎県小林市

 
7月4日18時50分から翌5日02時15分まで、宮崎県小林市(地図)に二酸化硫黄注意報が発令されました。4日18時に小林保健所測定局(所在地小林市堤)で 0.757ppm が観測され、注意報発令基準値の 0.5ppm 以上となったためです。噴火が続く新燃岳(地図)から放出された火山ガスの影響とみられています。注意報の発令は昭和40年代以来とのこと:
 

2025年7月4日金曜日

双頭蓮が開花 — 茨城県桜川市、坂東市

 
7月2日、茨城県桜川市真壁町亀熊(地図)の民家で、1本の茎に2つの花がつく双頭蓮が開花しました。
 
「双頭蓮は50~100年に1度咲く」(水戸市植物公園):
 
6月下旬には茨城県坂東市の八坂公園(地図)でも双頭蓮が開花しています:
 

煙霧を観測 — 熊本県、愛媛県

 
7月2日、熊本県と愛媛県で煙霧が観測されました。愛媛県では3日も煙霧の状態が続いたようです。 
 
「春がすみはよく見られるが、夏は珍しい」(熊本地方気象台)、「桜島や新燃岳などの火山ガスが、強い紫外線で変質して停滞している可能性も考えられる」(県環境保全課)、「煙霧は夏の暑い時に発生しやすい現象です」(南海放送):

阿蘇山の噴火警戒レベル引き上げ

 
7月4日13時00分、阿蘇山(地図)の噴火警戒レベルが「1(活火山であることに留意)」から「2(火口周辺規制)」に引上げられました。新燃岳、トカラ列島に続いて阿蘇山 … 九州南部は風雲急を告げているのでしょうか。
 
「阿蘇山では、本日(4日)11時50分頃から火山性微動の振幅が増大しており、中岳西山腹地震計の南北動成分で1分間平均振幅が2.5マイクロメートル毎秒以上の状態が1時間以上継続しています」: 
 
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第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (続報)

 
7月3日付「第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入」の続報です。
 
この天体についてのNASAの声明です:
NASA、太陽系を通過中の恒星間彗星を発見 

7月1日、チリのリオ・ウルタドにあり、NASA が資金提供している ATLAS(小惑星地球衝突最終警報システム)掃天望遠鏡が、恒星間空間起源の彗星の観測を初めて報告しました。いて座の方向から飛来したこの恒星間彗星は、正式に 3I/ATLAS と命名されました。現在、この彗星は地球から約6億7000万キロメートル離れた場所に位置しています。

最初の報告以降、世界各地にある3つの ATLAS望遠鏡と、カリフォルニア州サンディエゴ郡にあるパロマー天文台のズウィッキー・トランジェント施設(Zwicky Transient Facility)のアーカイブから、発見以前の観測データが収集されました。これらの「発見前」の観測データは、6月14日まで遡ります。この天体が最初に報告されて以来、多数の望遠鏡が追加の観測結果を報告しています。
 
この彗星は地球の脅威となることはなく、地球への接近距離は少なくとも 1.6天文単位(約2億4000万km)あると予想されています。現在、太陽から約4.5天文単位(約6億7000万km)の距離にあります。10月30日ごろに太陽に最接近し、1.4天文単位(約2億1000万km)まで接近します。これは火星の軌道のすぐ内側にあたります。
 
この恒星間彗星の大きさと物理的特性は、世界中の天文学者によって調査されています。9月まで地上望遠鏡で観測できる見込みですが、その後は太陽に近づきすぎて観測できなくなります。12月初旬には太陽の反対側に再び姿を現し、新たな観測が可能になると予想されています。
 
(Google翻訳の結果を手直し) 
 
 
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2025年7月3日木曜日

双頭蓮のつぼみ見つかる — 鹿児島県いちき串木野市

 
鹿児島県いちき串木野市(地図)で、一つの茎に二つの花がつく「双頭蓮」が見つかりました。記事には日時が明記されていませんが、6月下旬のことと思われます。
 
「双頭蓮は50年から100年に一度咲くといわれ『良いことが起こる前兆』と伝えられています」: