7月2日付「山口県萩市の群発地震 途絶える」の続報です。
今年2月ごろから山口県萩市の山間部で続いていた微小な地震の発生は、1日 100回前後の発生が観測されることもありましたが、最近は発生頻度が低下し、全く発生しない日が増えています。
通算の地震発生数は、7月中旬までの半年近くの間に、少なくとも 4000回以上に達したとのことです。また、複数の大学が地震計を設置して合同で研究を進めていくことになったとのことです。「政府の地震調査委員会がことし 5月に指摘した、水などの流体が上昇して地震活動が促進されている可能性なども含めて、地震のメカニズムについて詳しく調べていく」:
上の記事中の動画では、地震の群れの位置が日毎に大きく移動している様子が見て取れます。
以下は、気象庁の震源リストから「山口県北部」を震央とする地震の 6月末以降の発生数をグラフ化したものです。たまたまと思いますが、満月(7月11日)の前と新月(7月25日)の前に地震数が増えています:
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