2025年7月7日月曜日

活褶曲 (続報)

 
24年2月4日付「活褶曲」の続報です。
 
能登半島地震で、石川県珠洲市若山町(地図)に現れた崖について、その後の調査で分かったことを『朝日新聞』が25年7月4日付で詳しい記事にしています:
 
記事によると ——
  • 崖が現れたのは、能登半島地震の震源となった海底活断層から約10km離れた内陸で、西から東に流れる若山川(地図)沿い。
  • 崖は若山川が流れる谷間の幅数百メートルほどの平地に出現。谷の両側(南と北)は山。
  • 衛星観測データによると、谷の北側斜面は南に、南側斜面は北に移動、つまりどちら側の斜面も谷に向かってずり落ちていた。
  • この移動によって、谷間付近が南北から押され、断層運動が起こり崖が生じた。
  • 現場付近の地層は褶曲しており、斜面と同じ向きに傾斜。この褶曲した地層の境目が斜面の移動の原因となった可能性もある。 
—— ということのようです。 
 
 
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