7月8日に発見された小惑星〝2018 NX〟が、前日の7月7日に(日本時間では7日から8日にかけて)、月と地球に接近していたことがわかりました。
この小惑星はアテン群に分類され、直径は 8~17m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 NX | 8~17 | (月)7月7日 16:26 (地球)7月8日 03:12 |
0.59 0.30 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は非常に遅く、秒速4.2km(時速約1万5000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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