2018年7月12日木曜日

13日の金曜日、スーパームーン、部分日食


明日7月13日金曜日午前11時48分に月齢が0となり新月になります。それから約5時間半後の午後5時25分には、月が近地点を通過します。新月と近地点通過が時間的に接近して起きるので、いわゆるスーパームーンということになります:

同じ日の午前10時48分から午後1時14分にかけて部分日食が見られます。ただし、見ることができるのはオーストラリアと南極大陸の間の海域が中心で、陸地で見られるのはオーストラリア南端部やタスマニア島、ニュージーランドのスチュアート島などに限られます。人類のごく一部しか見ることができないわけです。この日食が見られる範囲は以下のGIF動画地図で確認できます:

今回の部分日食の時には、月が平均距離の 93% まで地球に接近しているので普段より大きい月が太陽の一部を隠します ―― "a super-size new moon blocking out part of the sun" 。

13日の金曜日に日食が起きるのは 1974年12月13日以来 44年ぶりとのことです(日本では時差の関係で14日土曜日)。その前後に大きな災害は発生していません。11月26日に当時の田中角栄首相が「金脈問題」で辞任、12月10日に佐藤栄作元首相がノルウェーのオスロでノーベル平和賞を受賞、日本全体としてはこの年GNPが対前年比 0.6%減で戦後初のマイナス成長を記録(参考資料: 東京学芸大学日本史研究室編『日本史年表』、東京堂出版)。


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