3月21日朝、2つのアポロ型小惑星〝2017 FN1〟と〝2017 FM1〟が地球に接近・通過していきました。
2つの小惑星は3月20日に発見されたもので、直径は2~5m と 3~7m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 FN1 2017 FM1 | 2~5 3~7 |
3月21日 06:02 3月21日 07:38 |
0.16 0.33 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
最接近した時の地球との相対速度は、〝2017 FN1〟が秒速18.3km(時速約6万6000km)、〝2017 FM1〟が秒速10.4km(時速約3万8000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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