八ヶ岳南麓天文台の串田氏が2月28日16:30付で更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.198 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 前兆が完全に終息した後に推定予定。現時点での可能性:
|
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) 火山にある程度近い可能性あり |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
▼ 現状/考察
- 現在は第23ステージと認識。
- 3つの前兆群あり。同一地震活動の別形態前兆の可能性ありと認識:
- No.1778地震前兆
- 火山帯近傍地震前兆 ― K6(高知観測点)PBF前兆とCH32(八ヶ岳)櫛歯前兆
- 火山帯近傍地震前兆 ― A1(秋田観測点)BT前兆
- 上記(1)では、従来の1月30.5日極大に加えて、K1(高知観測点)に特異が出現した2月13.7日、CH21(八ヶ岳)の特異が強まった2月23.7日が極大の可能性、CH17(八ヶ岳)糸状特異の出現状況も2月23日極大を支持 → 経験則より3月12日±2日を算出
- 上記(2)では、2月13.5日が極大。上記(1)の前兆群で2月13.7日に極大があること、CH20(八ヶ岳)の特異が2月13日以降継続出現していることと符合 → 経験則より3月10日± を算出
- 上記(3)のA1は12月10日に極大、2月17日に終息、2月26日に短時間再出現 → 経験則より3月12日± を算出、2月26日の再出現を直前特異とみなすと3月13日± を算出
- 上記(2)は1月16日にも極大。上記(1)の1月15日極大と符合。上記(3)の12月10日極大は、上記(1)の第22ステージの極大12月10日と符合 → 同一地震活動の別形態前兆とみなせる。
- 以上を総合すると、3月12日±2日に地震発生の可能性があるが、この場合、以下のような前兆終息が見込まれる。これらが確認できるか、観測を継続し続報を予定:
- 上記(1)のCH17、CH20、K1などの前兆が3月8日± に終息
- 上記(2)のCH26のL型前兆が3月5日± に終息
(PBF前兆は連続・周期的な基線のうねり変動; 櫛歯前兆は基線から数十秒ごとに突出する変動により櫛の歯状となる変動; BT前兆は静穏時よりも基線幅が増大する変動)
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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