神奈川県温泉地学研究所の竹中潤研究課長が7月16日におこなった講演の内容を、2つのメディアが伝えています。
カナロコ(神奈川新聞) ―― 「火山性地震が増加した今年4月から噴火警戒レベルが3に引き上げられた現在に至るまでの累計の地震回数を、過去の群発地震発生時と比較しながら『今回は2001年の2倍以上のペースで発生している』と説明」:
朝日新聞は7月17日付朝刊の紙面で「大涌谷火山活動 収束せずの見方 温地研」という見出しをつけて、次のように報道しています ―― 「(竹中潤研究課長は)大涌谷での今月1日までのごく小規模な噴火後も、箱根山が微妙に膨らむ地殻変動が続き、火山活動は収束していないという見方を示した」、「竹中氏によると(中略)小田原市と静岡県裾野市などの観測点を結ぶ距離の『伸び』が続いている。地下のマグマだまりに起因する変動とみられ、(中略)『これが止まらないと(火山活動が)収まったとは言えない』と述べた」。
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