日本時間の本日午後8時49分57秒に、NASAの冥王星(および太陽系外縁天体)探査機「ニュー・ホライズンズ」は冥王星に最接近します。
ニュー・ホライズンズの現在位置の図(毎分更新)と最接近までのカウント・ダウンは、同探査機の運用を委託されているジョンズ・ホプキンス大学のサイトで:
最新の情報や画像は以下のNASAのサイトで:
特に印象的な画像を2枚紹介します。1枚目は冥王星と最大の衛星カロンのカラー画像です。カロンが色彩に乏しい非常に〝陰気な〟天体であることがわかります。冥王星の色が何に由来するのかよくわかっていません。表面に降り積もった有機物の色だったりすると面白いのですが。2枚目は冥王星の南極の冬(言葉だけでもすごく寒そう)を描いた想像図です。「この凍てついた南極地域では、すでに20年間も太陽が見えない状態が続いている。今後80年間は太陽が姿を表すことはない。自然の光源は、星明かりと冥王星系最大の衛星カロンの月明かりのみである」:
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