1月23日昼過ぎ(日本時間)に太陽面で大規模な爆発(太陽フレア)が発生しました。この爆発の方向が地球に向いていたため、高エネルギーの荷電粒子などが25日未明に地球に到達し、ふだんはオーロラが見られない地域でもオーロラが観測されました。:
以下は、スウェーデンで撮影されたオーロラの動画です:
以下は、上の動画の2日前にノルウェーで撮影された動画です(音楽付き):
以下は、太陽観測衛星〝SOHO〟が今回の太陽面爆発を撮影した写真をつなぎ合わせた動画です。爆発後に画面に現れる無数の白い点や線は、爆発によって放出された高エネルギーの陽子(プロトン)が撮像素子に残した軌跡とのこと。今回の爆発の凄まじさを物語っています:
上の動画のタイトルにある「M8.7」は、太陽フレアの強さを示しています。最も弱いものから順番に、A、B、C、M、X という5つのクラスがあり、BはAの10倍の強さ、CはBの10倍の強さ(Aの100倍の強さ)、というように対数スケールで分類されています。各クラスは1から9までの9段階に分けられています。したがって、「M8.7」は最強のクラス X にかなり近い強さのフレアということになります。
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