7月13日付「十和田(火山)で火山性地震増加 (続報)」の続報です。
7月6日に急増した十和田 (地図)の火山性地震は、1日で 139回を数えましたが、その後は低調に推移しています。最大規模は M2.3 でした。7月29日にも M2.3 の地震が発生しましたが、地震の増加はみられませんでした。
気象庁が 8月8日に発表した「十和田の火山活動解説資料(令和5年7月)」(PDF形式)によると、十和田湖の西岸にある GPS 観測点が西に動く地殻変動が観測されているとのことです ——
十和田周辺の一部のGNSS基線長に、火山活動に起因するかは不明ですが、2023年前半から大川岱観測点が西方向にわずかに動くような変化がみられます。
これまでの火山活動解説資料では、地殻変動について「火山活動によると考えられる変化は認められませんでした」とされていました。
関連記事
- 十和田(火山)で火山性地震増加 (23年7月7日)
- 十和田(火山)で火山性地震増加 (続報) (23年7月13日)