8月7日に気象庁が開催した、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会と地震防災対策強化地域判定会の報道発表資料です。「南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは今のところ得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とのこと。
その一方で、「紀伊水道沖で通常とは異なる変化を2017年末頃から観測」しており、「紀伊水道沖における非定常地殻変動によるものである可能性」があるそうです:
紀伊水道沖で観測されている通常とは異なる変化については、以下のPDF資料の11ページ目にグラフや地図があります:
- 南海トラフ地震に関連する情報(定例)について -最近の南海トラフ周辺の地殻活動- (PDF形式、全22ページ)
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