2018年8月8日水曜日

同一震源で短期間に2度の地震


茨城県北部で、2011 年3月19日に発生したM6.1の地震と2016年12月28日に発生したM6.3の地震は ――
  1. 衛星からの観測データで地表のズレの位置が完全に一致。
  2. 現地調査でも同じ場所でズレが2度生じたことを確認。
  3. 推定された地下数kmまでのズレ分布も概ね一致。
同じ活断層が短期間に繰り返し動いたと判明。2011年東北地方太平洋沖地震の余効変動により活断層沿いにきわめて大きなひずみの蓄積が急速に進行したため、と推定。

「内陸ではひずみの蓄積がきわめて遅いため、活断層による大地震の発生間隔は千年~万年のオーダー」になるとされてきました。しかし、「わずか5年9ヵ月の間隔で同一の活断層により地震が引き起こされたという、従来の常識を覆す事例」が見つかったことで、「地震発生確率の算定や長期予測の考え方を根本から変える可能性」があるとのこと:

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