10月17日、アメリカ空軍の無人スペースシャトル〝X-37B〟の3号機(1号機の機体を再利用)がカリフォルニア州の空軍基地に無事に着陸しました。2012年12月に打ち上げられたもので、1年10ヶ月もの間、宇宙にとどまっていたことになります:
- After Nearly Two Years in Orbit, the U.S. Air Force’s Secretive Spaceplane Lands
- Mysterious US spaceplane returns to Earth
- Third X-37B returns home after nearly two years in space
かくも長期間にわたって宇宙空間で何をしていたのか? アメリカ空軍は〝X-37B〟の目的について一切明らかにしていません。以下は『クリスチャン・サイエンス・モニター』誌の記事で、〝X-37B〟のミッションについて5つの説を紹介しています ―― (1)偵察、(2)宇宙からの爆撃、(3)米国にとって好ましくない衛星の除去、(4)中国の宇宙ステーション「天宮1号」の監視、(5)偵察衛星の(臨機応変な)放出。どの説も弱点がありますが、記事の筆者は(5)の説を買っているようです:
2015年には4号機の打ち上げが予定されています。
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