9月24日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-38)」の続報です。
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が更新情報を10月21日付で出しています。今回は全7ページにわたる長編です:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.069-075 (PDF形式)
以下に内容をまとめます:
- 前兆はまだ終息していない。2015年2月中旬以前に対応する地震が発生することは否定できる。
- 現時点での推定は以下のとおり:
- 各観測装置の10月21日現在の状況は以下のとおりです。[]内は前回の更新情報のものです:
- 前兆の終息が確認された場合は、その後1週間ほど再出現がないかを確認した上で報告する。終息しない場合でも、11月下旬に状況を報告する予定。
- 現在、M7以上の規模が推定される2つの地震の前兆を観測中。No.1778前兆とNo.2443前兆。前者は近畿圏、後者については非公開。
推定時期 | 前兆が終息した時点で計算予定。現状では、2015年2月中旬以前の発生は否定できる |
推定震央 | (上記更新情報の5ページ目(No.073)に推定領域の地図あり) |
推定規模 | M7.8±0.5 (陸域の浅い震源) |
推定発生時刻 | 午前9時±2時間 または 午後6時±2時間 (あくまでも参考情報) |
観測装置 | 前兆の現状 |
---|---|
CH16 | [ほぼ静穏状態だが、弱い特異あり]→ 弱まっているが継続中 |
CH17 | [静穏状態であることが多いが、ときおり断続的に特異あり]→ 終息 |
CH20 | [ほぼ静穏状態]→ 終息 |
CH21 | [9月17日に静穏化したが、再び弱い特異出現中。この観測装置が静穏化すれば、全前兆終息と判断]→ 継続中 |
CH23 | [記載なし。すでに完全終息?]→ 記載なし |
なお、串田氏は次のように書いています:
小生の観測しているNo.1778前兆=近畿圏地震の可能性推定前兆について、○○月○○日発生などと云う報道があったとしましたら、それは報道の仕方が間違っています。私は、取材があった場合(取材なく報道されているものもあるようです)、例えば11月発生の可能性につきましても「08月中旬までに前兆が消えれば」という条件を必ず言ってきましたし「消えなければ、より先になり、前兆が消えたら発生時期を計算できます」と必ず言って参りました。○○月○○日発生と言い切ったことは一度たりともありません。
今回の更新情報には、規模の推定方法、発生時刻の推定方法、領域の推定方法がかなり詳しく述べられています。串田氏の著書『地震予報』(PHP新書、2012)と合わせて読まれると良いと思います。
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